「泣」という字は、「サンズイ」に「立」という字で成り立ちます。
泣きたくてもなんとか立っていられる様子が想像できます。

では「涙」はどうでしょうか。

「涙」は、「サンズイ」に「戻」で成り立ちます。
どのような状況なのかと申せば、私たちは人生を歩む中で涙に溺れてしまう深い悲しみの中にいます。
その時、手を差し伸べねばならないと「立」ち上がらせずにはおれないのが仏様です。

その願いによって、涙に押し流されてしまいそうな私たちを
必ず引き「戻」してくださる慈しみの心が表されているのが「涙」の字と受け取りたいものです。

合掌
当寺住職

 

南無阿弥陀佛