お寺の日々
2024.11.07
11月の掲示板伝道
「これからがこれまでを決める」
よく耳にするのが、
「これまでがこれからを決める」ではないでしょうか。
過去変えがたい失敗をしてしまったら、もう打つてはない、そんな気持ちになっています。
しかし、「これからがこれまでを決める」とは、過去も現在も未来も全部数珠繋ぎであることは明らか、さらには、過去失敗したとしても無駄ではない、これからがその糧を我が身に必要な縁だったと捉えることで、「これまで」の意味が異なってきます。
同じ過去、現在、でも未来は捉え方で変化します。
あなたは「これまで」に引っ張られていませんか?
あなたの「これから」のために「これまで」の捉え直しをしませんか?
南無阿弥陀佛
お知らせ
2024.10.02
Temple Morning Radio180
昨年、未来の住職塾の松本紹圭さんと対談したのですが、すっかりHPに投稿するのを忘れてしまっていました、、、、
たまたまアーカイブを発見したので、こちらに投稿しますね。
ご興味がありましたらぜひご視聴ください。
https://note.com/pilgry/n/na0c2fb6f62c9
お寺の日々
2024.10.01
10月の掲示板伝道
「優しさを持った人は、それ以上の悲しみを持っている」明石家さんま
辛い思い、悲しい体験をされた方ほど、自身の経験を通して、言葉や態度に深みが出てくるのだと思います。結果として、共感ができるからこそ、「優しさ」につながるとのだと思います。
そもそも優しさとはなんでしょうか。調べてみると、
他人の気持ちに寄り添い、思いやりや助けを与えることです。 優しさは、言葉や行動で表現できますが、それだけではなく、心の持ち方や態度にも現れます。 優しさは、自分や相手の幸せを願う気持ちから生まれるものです。
とありました。
最後の一文にある「相手の幸せを願う気持ちから生まれる」こそ「優しさ」の根源なのかなと思います。
ほとけさまも、私たち生きとし生けるもの全てを救おうを願いをたて、はたらきかえてくださいました。優しさと表現もできますし、「大慈」と伝えられています。
こうしたほとけさまの願いやはたらきに触れる場が、お寺であり、お説教であり、仏教であります。
今月、久遠寺ではほとけさまのお気持ちを取り次ぎ、念仏を広めてくださった親鸞聖人の御恩に報いる法要である報恩講を勤めます。
ぜひ、ご聴聞にご来寺くださいね。心よりお待ちしております。
お知らせ
2024.09.21
認定NPO法人LivEQuality HUB(リブクオリティ・ハブ)さんからインタビューを受けました!
(写真左は住職、右はいつもお世話になっているスタッフの藤岡さん)
認定NPO法人LivEQuality HUBさんは久遠寺のご近所で、発足当初からおすそわけを届けたりとできることで関わっています。今は、理事として末席を汚しながらも地域の寺としてできることを提示させてもらっています。
関わり始めの頃から、今に至るまでの様子や想いをインタビューしてくださいました。
私自身、改めて言葉にすると「この言葉にいきついた」と思いついたありがたいインタビューでした。
引き続き「ご機嫌でいること」を大事に日々過ごしてまいりたいと思います。
ご興味がありましたら、ぜひ一読くださいね。
前編
https://livequality.co.jp/hub/magazine/240917-1
後編
https://livequality.co.jp/hub/magazine/240917-2
お知らせ
2024.09.07
住職が会長を勤めるお祭り:2024新栄祭が閉宴しました
住職は地域のお祭りの会長でもあります。
無事閉宴したのでSNSで御礼のご挨拶をしました。よければ一読してくださいね。
お盆、お祭り、お彼岸、報恩講、、、、これからスピードアップな法務です。引き続きよろしくお願いいたします。
<お礼の挨拶>
2024新栄祭実行委員会会長の高山です。
約半年かけて準備を進めた夢のような一日が閉宴し、はや4日が経ちました。まだ片付けも途中、来年に向けての反省会も実施できていません。。。。
それでも、まず皆様にはお礼のご挨拶を申し上げます。
開催に向け、
いろいろな形でご協賛くださった企業さまや店舗さま64件、
出店で祭り開催に協力くださった店舗さま41件、
開催に向け広報をしてくれたり場所を提供してくれた地域の町内会や後援6件、
当日これずともSNSで話題を取り上げてくださったたくさんの方々当日万象繰り合わせてご来場くださった多くのみなさま、
そして何より開催運営を一番身近で支えてくれた実行委員会のみんな17名、
と亡き仲間AND ONEつねちゃんと一緒に
2024年新栄祭が無事開催でき、本当にありがとうございました!!
当日は少し降雨があったものの(雨が降らない祭です笑)、大きなトラブルもなく無事閉宴できたことで安堵の気持ちがいっぱいです。こうして、新栄に縁ある方々が、支え支えられて笑顔になる場が、「新栄祭」であると実感し、運営に携われることの喜びと嬉しさひとしおでした。
この新栄祭が開宴して、10年。コロナ禍を経て、過去7回実施しました。ゼロベースから組み立ててきた祭も仲間と共に歩み、血が滲むような思いを交えながらも、少しずつ少しずつ整えてきました。そうは言ってもまだまだ至らずな点ばかりなことは自覚していますが、それでもそれなりに新栄の夏の風物詩と自信を持って伝えれる「祭」になったな、という想いです。
今回閉宴し来場してくださった方々が声を揃えて、
・会場がどこもきれい
・ゴミが落ちていない
・スタッフが本当に楽しそう
・この祭は、ご飯が本当に美味しい
・治安なんて悪くない、みんな楽しんでいる
と伝えてくれたことは、何よりも嬉しく励みとなりました。わたしは祭りの会長であるとともに、地域の寺の住職でもあります。寺の住職として、地域の顔がみえ、地域の交流が生まれ、支え支え合える地域となれる祭りの運営は大変ですが願ったり叶ったりです。
今後も形はどうなるかわかりませんが、こうしたつながりを起点に地域へ尽力してまいります。それにしても、開催年が増えるとともに年も重ねるので毎度くたびれます笑。終わった今はノンストレスでよく寝れます笑。
マンパワーが必須な地域のお祭り「新栄祭」。それでもぜひメンバーとなって企画運営してみたい方、当日だけでも手伝ってみたい方、ぜひ声をかけてくださいね。「一万人で乾杯!!」「つながろう新栄!」を一緒に楽しみましょう。
心よりお待ちしております。
2024新栄祭実行委員会会長 高山信雄
お寺の日々
2024.09.05
9月の掲示板伝道
「本気でやらないと本気で笑えないんだよ!」江頭2:50
本気になる、ってなかなか難しいですよね。
受験勉強を本気で頑張る、本気で社会課題解決に取り組む、本気で念仏する、、でも、すぐ頭の中に雑念が混じって集中できなくなる、本気のつもりでどこまでが本気かわからなくなるなど、人それぞれに本気のものさしは違うものかと思います。
わたしも法務やお祭りの準備、おてらおやつクラブなどいろいろ預かっているものに本気で取り組んでいます。取り組んでいるつもりです。ただ人心には違いないので、100%と言われると言葉に詰まる、まだまだだな、と思い当たる節もあります。
しかし、ほとけさまは違います。本気です。
本気でわたしたちを救おうとして、十劫(とにかくながいも考えぬいて「南無阿弥陀佛」を伝えてくださった。逃げても追ってでも救いとる、と決意の言葉もあります。最後にわたしたちが笑えるよう、本気でいてくれるほとけさまに向き合い、手を合わせる。
それがお寺かお仏壇か、我が心内か。先に笑顔になれるよう、ほとけさまの本気の願いに向き合ってみましょう。
南無阿弥陀佛
お寺の日々
2024.08.06
8月の掲示板(再更新)
「気取らないこと。 とにかく飾らない」 志村けん
掲示板を再更新しました。
「気取らないこと。 とにかく飾らない。 」
この言葉には続きがあります。
「 それはすぐに見破られるものですよ。 非常識なことをするためにはまず常識を知らなきゃいけないんだ」
いろいろ世間で目にする非常識なこと。目に余ることも多々あり、すべてに許容はできませんが、素地があるなら認知できる非常識もあるわけです。
知ってて「する」のと、知らずに「する」のとでは、ぱっと見が一緒でも中身が全く違いますよね。なんとなく外側だけで準えた非常識は見破られる。見透かされます。
気取る、飾るは自分にとって良い面ありますが、大きく見せていることには違いありません。仏教で言えば、執着や煩悩ですよね。
よく思われたいという煩悩の塊をいくつも自分にくっつけている私とまず気づくこと。
その上で、「気取らないこと。 とにかく飾らない。」ことは「そのまま」ということ。
「そのまま」でいることは、私の素が伝わり、共感や想いが互いに共有できるのではないでしょうか。
「そのまま」があなたの一番素敵な顔を見せてくれるはず。
「気取らないこと。 とにかく飾らない。」を気に留めてみてくださいね。
南無阿弥陀佛
お寺の日々
2024.08.01
8月の掲示板
「こうじゃなきゃ!」を捨てれば、自分に合った場所が見つかる
ふわちゃん
こうしなきゃ、ああするべきだ、こうしたい、自分の想いとは裏腹に物事は上手く進まないものですよね。
自分の想いに「執着」している自分に気付かされます。
この執着から離れること、手放すことで初めて気づける、違う視野を持った私が生まれ、私の居場所が見つかるのではないでしょうか。
でも、なかなか捨てれないものですよね。。。
重々承知していますが、ひとつひとつ気づかぬより気づくところからスタートしてみましょう。
南無阿弥陀佛