お知らせ

住職のプライベート 2025.02.11

愛犬・量がほとけさまの元へ旅立ちました

2月10日、いつも一緒にいた愛犬・量が17歳と半年の生涯を閉じ、静かに安らかに旅立ちました。

妻と結婚するお祝いに、父の友人からプレゼントされた愛犬。はしゃぎまくっていた若い時もありましたが、凛として品がある無駄に吠えない柴犬でした。散歩すら面倒なくらい忙しい時期もグッと我慢してその時を待つ愛犬。人間の気分に振り回せれながらも、いつも迎えてくれた愛犬。
話すことはできずとも、彼にとってはこれも良き生涯だったと思いたいです。

子どもたちが学校から戻ってから、ほとけさまの御前でお勤め。

「今までありがとうね、本当に君がいてくれて私の人生は嬉しい日々だった」と胸内に伝え、熱田の長楽寺さまでご供養をお願いしにいきました。

「量」の名は、ほとけさまの無量からいただきました。「はかりしれない」喜びをもたらしてくれる、「はかりしれない」幸せを共にあゆみたい、そんな想いで名付けた記憶です。その名の如く、喜びと幸せを家族に与えてくれたことに感謝の念がつきません。

生きとし生けるもの、必ず「死」に直面します。大切な人、ものをなくした時の衝動は人それぞれで、その人にとって、他の方にはわからないくらい計り知れないものです。

時間が経てば癒えるものでもない。でも、こんな気持ちにさせてもらえることこそ、心をいただく人としての存在理由かと思います。そこに改めて気づかせてくれた「量」本当に今までありがとう。

南無阿弥陀佛

お寺の日々 2025.02.02

2月の伝道掲示板

「大変と思えば何でも大変。大したことじゃないと思えば大したことじゃない」土屋アンナ

その通りですね。でも思ってもなかなかできないのも百も承知。大変が起こる時は、いつも「苦」と隣り合わせ。

あの人と一緒にいたくない

頭では理解できるのに身体がついていかない

思い通りに物事がうまくいかない

いろいろな大変は大変に決まっているけれども、その大変を明らかにすること、つまり諦めることが大切。

あの人と一緒にいたくない→いなければいい、意識しなければいい

頭では理解しているけど身体がついていかない→自分が動ける範囲で動けばいい

思い通りに物事がうまくいかない→思い通りになると思わなければいい

そんな簡単にいっても、、、、はもちろんですが、ここが鍛錬のしどころ。

大したことじゃないと思いながら、日々過ごすことができればストレス軽減、負荷なく過ごせるはず。

わたしもゆっくり過ごしたお正月気分をなるべく間延びさせながら過ごしています。何かに追われる毎日より、追われる前に「これなら大丈夫、心配ない」と思えるよう余裕を持って過ごしています。

要は考えようですかね。ゆったり身構えましょう笑。

南無阿弥陀佛

お知らせ 2025.01.07

桂竹千代 落語会を開催します

古代史落語家の桂竹千代がお寺にやってきます!
古代史落語1席、他2席を予定。

新年早々、笑いで年明けしてみませんか?


予約は不要です。当日そのままお寺にご来寺くださいね。
心よりお待ちしております。

お寺の日々 2025.01.04

1月の掲示板伝道

【迷わずいけよ、行けばわかるさ】アントニオ猪木

新年明けましておめでとうございます。
今年初めての掲示板はアントニオ猪木さんの有名な言葉「道」からいただきました。仏教的にいただくならどうなるをテーマに今年も掲示板伝道を継続していきたいです。どうぞよろしくお願いいたします。

この道を行けばどうなるものか。 危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし。 踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる。 迷わず行けよ、行けばわかるさ。

人生という道を歩んでいる、どの状況の方にも当てはまる言葉ですね。これからという未来を見据えた時、背中を押してくれる言葉ではないでしょうか。

仏教には「二河白道」の譬えという教えがあります。

人の世に生きるからこそ抱える怒りや憎み、欲望、異論などが私に付き纏い襲ってくる中で、東岸の釈迦に「信じて行け!」、進むべき西岸の弥陀に「大丈夫だ、こちらへ来い!」と聞き、わずか15cmほどの道をひたすら進みます。

お念仏の道も「迷わずいけよ、行けばわかるさ」とほとけさまが願いはからい、お念仏をわたしたちの元へ届けてくれました。

ほとけさまはわたしたちのことをよく理解してくださっている。けれども、わたしたちはなぜ届いたのかわからない。でも大丈夫だ、心配するな、信じて進め、と願う仏さまの願いだけは知っている。

願いを知り、お任せします、といただくお念仏申し上げる日を、今年も過ごしてまいりましょう。

南無阿弥陀佛

お寺の日々 2024.12.10

バケツ置き場を設置しました

平和公園久遠寺墓地にバケツ置き場を設置しました。

今まで休憩所である小屋の座面で片付けておりましたが、

小屋はお参りの時の休憩所としたい。
お参りしやすい環境を整えたい。

との思いから設置することとなりました。
おかげさまで小屋の中もスッキリ。


スッキリすると、心もなんだか整理されます。
皆様もお参りした際、いろんな抱えごとが手を合わせることでスッキリしたらな、と願っております。

お墓のことでお困りの際は、住職またはいつもお世話になっている光徳石材店さんにご相談くださいね。

お寺の日々 2024.12.01

12月の掲示板伝道

『人には燃えることが重要、燃えるためには薪が必要。薪は悩みである。悩みが人を成長させる。』 松下幸之助

何もないところに火はおきませんし、燃えることなどできません。
当然、燃えるための「薪」があるからこそ、燃えることができるわけです。 悩み=「煩悩」と捉えてみると、煩悩とは、欲、怒り、無知のこと。 人である以上きっと私の煩悩は切っても切れないものです。

でもこの煩悩、なかなか自分であきらかにすることができません。自分は煩悩などないとさえ思ってしまいます。

ほとけさまの教えを聞いて、煩悩に初めて気づく。煩悩は断ち切れない、煩悩と一緒に生きていかねばならない私に気づく。そんな私は煩悩の解決のため、がむしゃらにもがくわけです。

もがくことこそ、悩むこと、考え抜くこと、明らかにすること。

今私の身の回りにあるものこそ、先人たちが我が煩悩に気づき、もがきながら明らかにされた産物なのですね。

おかげさまに感謝、、、


南無阿弥陀佛

お寺の日々 2024.11.28

こどもえんにちを開催しました

毎年恒例となりました、NPO法人連携のイベント「こどもえんにち」を開催しました。あいにくの雨ではありましたが、こどもたちはお構いなし。

当日の詳細は、連携団体のLivEQuarity HUBさんの開催報告記事をご覧ください。

https://livequality.co.jp/hub/about/news/241121

この人数でボランティアさん半分。総勢40世帯の家庭をお招きできました。
ボランティアさん、関係者との集合写真です

お寺の日々 2024.11.07

11月の掲示板伝道

「これからがこれまでを決める」

よく耳にするのが、
「これまでがこれからを決める」ではないでしょうか。

過去変えがたい失敗をしてしまったら、もう打つてはない、そんな気持ちになっています。
しかし、「これからがこれまでを決める」とは、過去も現在も未来も全部数珠繋ぎであることは明らか、さらには、過去失敗したとしても無駄ではない、これからがその糧を我が身に必要な縁だったと捉えることで、「これまで」の意味が異なってきます。

同じ過去、現在、でも未来は捉え方で変化します。

あなたは「これまで」に引っ張られていませんか?
あなたの「これから」のために「これまで」の捉え直しをしませんか?

南無阿弥陀佛