お知らせ 2025.11.05
11月の伝道掲示板
「面倒くさいことを回避しては絶対生きてはゆけない。がんばって!面倒くさいことを」マツコ・デラックス
私自身は「面倒くさい」と感じたりすると、いかに逃げようか、先送りにできないかと考えてしまいます。しかし、仏教では「面倒くさい」と感じるその心こそ、自分の思い通りにしたいという煩悩の声だと思うわけです。
親鸞聖人は「人間は煩悩具足の凡夫」とお伝えくださいました。
つまり、面倒だと思うのは“ダメな自分”ではなく、“ありのままの自分”だということです。
大切なのは、煩悩をなくすことではなく、
「面倒くさいなぁ」と感じる自分をそのまま認めながら、一歩だけ手を動かしてみること。
たとえば仏壇に手を合わせることも、掃除をすることも、誰かに声をかけることも、なんでもかんでも少し「面倒」な始まりからスタートします。
けれど、面倒の先にある つながり・安心・あたたかさ が、私たちを生かしてくれています。
面倒くささは、いのちが歩みを止めようとする瞬間。
その一歩を踏み出すとき、私たちはまた生き始めるのではないでしょうか。
人生、面倒なことばかり(思い通りにしたいことばかり)。そんな自分を受け入れながら、なんとか立ち向かいましょう。面倒なことに笑
南無阿弥陀佛


