お知らせ 2025.09.02
新栄祭を終えて

閉宴から数日が経ちました。
ご来場くださった皆さま、お手伝いくださった仲間たち、そして惜しくもお越しいただけなかった方々――おかげさまで、11年目・第8回となる新栄祭を無事に終えることができました。厚く御礼申し上げます。
当日は、日本一の暑さを記録した名古屋での開催でした。
熱中症や来場そのものを案じておりましたが、思いのほか多くの方に足を運んでいただき、新栄への「熱い思い」に触れる一日となりました。
住職は実行委員会の会長でもありますが、そもそもは寺の住職です笑
住職として、この地域の中で「祭」を続けることには大きな意味があると感じています。
子どもたちにとっては、汗をかき、笑い、友だちや親子で遊ぶ時間そのものがかけがえのない学びであり、生きた喜びの体験と思っています。便利な時代だからこそ、身体と心を通して「今」を楽しむ経験を大切にしてほしいと願います。だからこそ、いっぱい遊んで欲しい願いから、低価格ハズレなしで運営しています。
また大人にとっても、祭は新栄という“ごちゃ混ぜ”の地域性を存分に味わえる場です。世代や立場を超え、地域の人々と出会い交わるそのひとときは、地域の温かさを再発見する機会となります。寺が地域の真ん中にあって祭に関わることも、またひとつの社会貢献のかたちだと考えています。
実行委員会の仲間たち飲食業の方がほとんどです。寝る間も惜しんで、それぞれの仕事を抱えながら役割を果たし、最後まで責任をもって取り組んでくれました。本当に心強い存在です。毎年反省会の時にに「日にちを変えようか」という声も毎年出るのですが、結局は来年も「暑いね」と言い合いながら、夏の最終日曜日に開催することになるでしょう。
今年の反省を糧とし、年明け頃から準備を始めます。どうぞ来年も新栄に足をお運びいただき、この祭に関わっていただければ幸いです。子どもも大人もそれぞれのかたちで「楽しむ」ことができる、そんな新栄祭を続けてまいります。

議員先生や地域の方々と開会式で乾杯