「自分の機嫌は自分でとる」みやぞん
お笑い芸人の名言で毎月、掲示板伝道を続けています。
仏教法語はもちろん大切ですが、掲示板伝道において興味を持ってもらうこと、身近に感じることも大事だな、と思っています。あえて面白いことを常日頃から伝えてくれる身近なお笑い芸人の生き方を、住職なりに仏教の考え方に置き換えるチャレンジ中です。なんとかお付き合いくださいね。
今回は、いつもにこやかで明るい芸風なみやぞんの名言。
「自分の機嫌は自分でとる」
みなさんは、自分の機嫌どうしていますか?
そもそも、機嫌が悪くなる時、あのせいだ、あの人のせいだ、と自分以外が原因と考えていませんか?だからこそ、自分の機嫌は自分で直そうなんて露すら思っていないかもしれません。
でもよく考えてみれば、あのせいだ、あの人のせいだ、と理由をつけているのは言いたくないけど自分のせいも少しばかりはあるはずですよね。
自分が、自分の分別で、自分を守るために判断したのが、自分以外のせいという答え。そこに執着し、他は見ないようにしていないでしょうか。
仏教はもともと因果応報、善因善果、悪因悪果など結果には原因があり、良いことをすれば良い結果があり、悪いことをすれば悪い結果があるとの、ご縁のつながりを説いています。
自分が原因ならば、自分が応じ報いなければなりません。自分が機嫌を悪くしていたら、自分も気分が悪いし、周りの他者も居心地良くありません。反対に、自分が原因ということを明らかにすることで、自分で転じて機嫌良く笑顔でいることができたら、それは自分も幸せになり、他者もきっと幸せになるのではないでしょうか。
あのせい、あの人のせい、にする前に自分を省みてみませんか。
わたしの心内で省みて、転じてみましょう。
南無阿弥陀佛