お寺の日々 2024.10.01
10月の掲示板伝道
「優しさを持った人は、それ以上の悲しみを持っている」明石家さんま
辛い思い、悲しい体験をされた方ほど、自身の経験を通して、言葉や態度に深みが出てくるのだと思います。結果として、共感ができるからこそ、「優しさ」につながるとのだと思います。
そもそも優しさとはなんでしょうか。調べてみると、
他人の気持ちに寄り添い、思いやりや助けを与えることです。 優しさは、言葉や行動で表現できますが、それだけではなく、心の持ち方や態度にも現れます。 優しさは、自分や相手の幸せを願う気持ちから生まれるものです。
とありました。
最後の一文にある「相手の幸せを願う気持ちから生まれる」こそ「優しさ」の根源なのかなと思います。
ほとけさまも、私たち生きとし生けるもの全てを救おうを願いをたて、はたらきかえてくださいました。優しさと表現もできますし、「大慈」と伝えられています。
こうしたほとけさまの願いやはたらきに触れる場が、お寺であり、お説教であり、仏教であります。
今月、久遠寺ではほとけさまのお気持ちを取り次ぎ、念仏を広めてくださった親鸞聖人の御恩に報いる法要である報恩講を勤めます。
ぜひ、ご聴聞にご来寺くださいね。心よりお待ちしております。