お知らせ

お寺の日々 2025.05.14

平和公園久遠寺墓地に掲示板を設置しました

お参りのひとときに、久遠寺からのお知らせしたく。

平和公園の久遠寺墓地の目につくところに、掲示板を設置いたしました。

お墓参りに来られる皆さまに、久遠寺からのお知らせや、日ごろなかなかお伝えしきれないことを少しずつ掲示していきたいと思っています。

ご供養にまつわる情報や、お墓について、行事のご案内、など……
ふと立ち止まったときに、寺を身近に感じていただけるような掲示板にしていけたらと願っています。

お参りの際には、どうぞ気軽にのぞいてみてくださいね。

お寺の日々 2025.05.12

今年の蓮

昨年は、境内の蓮の新芽がすべてカラスにいたずらされてしまい、ほとんど咲くこともなく、とても残念な思いをしました。
今年こそはと、いろいろと対策を試みています。

今回は、檀家さんから「カラスは羽を広げられないような場所を嫌う」と教えていただき、鉢のまわりに棒を立ててみました。
羽が広げにくければ、近寄りにくくなるかもしれません。

これでうまく防げたら嬉しいのですが……どうか芽が無事に育ってくれますように。
そっと見守っていきたいと思います。

お寺の日々 2025.05.10

境内は春爛漫part3──よりどりみどりの花の季節です

春の境内は、日に日に表情を変えながら、まだまだ花の季節を楽しませてくれています。

気がつけば、桜の花びらはすっかり散り、青々とした若葉が枝を覆いはじめました。
季節は少しずつ、春の後半へと歩みを進めています。

境内のあちらこちらでは、ツツジが元気に咲いています。
赤や白が賑やかに混ざり合ってなんともにぎわしい景色が広がります。

そんな中、少し奥まった場所で、ひっそりと咲く花があります。
それが、もっこうばら。明るい黄色の小さな花が、房になって咲いています。
あまり人の目に触れない場所にあるため、見つけた時はまるで宝物を見つけたような気持ちになるかもしれません。なんでも10年前に購入して初めて咲いたとのこと。嬉しい限りですね。
境内の“花さがし”のひとつとして、楽しんでいただけたら嬉しいです。

庫裡玄関の足元には、すずらんの白い花も顔を出し、小さな鈴のようにそっと揺れています。

おがたまの木には、ほのかな甘い香りをまとった花が。境内には2本植えてありますので、この時期は「バナナ臭」に見舞われます笑。

そして、梅の実ややまぼうしの蕾もふくらみはじめ、初夏の訪れを静かに知らせてくれています。

久遠寺の春は、まだまだ続きそうです。
ひとつひとつの花と出会いながら、季節のめぐりを感じていただけたらと思います。

お寺の日々 2025.05.08

5月の伝道掲示板

「幸せとは形じゃない、幸せとは気分だと思っている」萩本欽一

幸せって何でしょうか。それぞれに感じている「幸せ」があるかと思います。

・何かで満たされること

・誰かとつながっていること

・自分の目的や役割を達成すること

などが挙げられるかと思います。形も一つの幸せの形、気分も一つの幸せの形とも考えれるかと思います。いずれにしても、諸行無常・諸法無我であることは変わりありません。形も心も不安定なものです。

そういった気分や形であることに気づくこと。

そして、仏教では「知足」=「足るを知る」ということが説かれます。

いつかは崩れ去る何かを求め続けるのではなく、今私の元あることを気づいていないことに気づくことが、幸せの第一歩なのではないでしょうか。

まずは、みなさまの足元にあるみえていない「当たり前」に目を向けてみてください。いろいろな「幸せ」が発見できるに違いありません。

南無阿弥陀佛

お寺の日々 2025.04.20

境内は春爛漫part2──よりどりみどりの花の季節です

境内のあちこちで、春の彩りが次々と姿を見せています。

西洋シャクナゲは、大ぶりの花がひときわ目を引きます。
やわらかなピンクの花びらが幾重にも重なり、静かに、でも誇らしげに咲いています。

ハナミズキも、青空を背景にすっと枝を伸ばし、可憐な花を咲かせています。
ふと見上げると、やさしい春の光の中で揺れていて、その姿に思わず足を止めてしまいます。

そして、一昨年から仲間入りした大手毬(おおでまり)は、白い小さな花が集まって、まるい毬のような形に。
風が吹くたびにふわりと揺れる様子は、まるで春のやさしさそのもののようです。

それぞれの花が、それぞれの美しさで春を語ってくれています。
どうぞ、久遠寺の境内で、そんな春のひとときをお楽しみいただけたら嬉しいです。お近くにお越しの際は、ぜひふらりとお立ち寄りください。

お寺の日々 2025.04.19

お墓参りへ

毎月一度、祖父母の命日にあたる16日前後もしくは23日前後に平和公園の久遠寺墓地へお参りに出かけます。

また、いろいろなご縁でご供養している永代供養墓「まどかの丘」も一緒にお参り。

お参りした日は雲ひとつない快晴。風も穏やかで、蝋燭の灯りもすぐにともりました。静かな空の下、手を合わせると、どこかで見守ってくれているような、やさしい気配を感じますね。

おかげさまです。

こうして毎月、祖父母や久遠寺代々、ご縁ある方々に手を合わせいくことは、私にとっても大切な時間です。

また来月も、変わらずお参りにまいります。

お寺の日々 2025.04.10

境内は春爛漫──よりどりみどりの花の季節です

久遠寺の境内では、いままさに春爛漫。
ぽかぽかとした陽ざしの中、花々が次々とほころびはじめています。

ピンクに白、黄色に紫……
小さな草花から、大きく枝を広げた木々の花まで、まるで「よりどりみどり」の春の贈りものです。
風にそよぐたび、ふわりと優しい香りが広がり、歩いているだけで心がほころんでいきます。

ご参拝にいらした方からは、
「こんなにたくさんの花が咲いていたなんて!」と驚かれることも。

忙しい日々の中で、ふと立ち止まって春を感じていただけたら——
そんな願いをこめて、今日も久遠寺は皆さまをお迎えしています。

お近くにお越しの際は、ぜひふらりとお立ち寄りください。
きっと、春の花たちがやさしく出迎えてくれることと思います。

お寺の日々 2025.04.01

4月の伝道掲示板

「人生三万日しかない」中川翔子

そんなにあるの?それだけしかないの?と直感的に思うことはさまざまかと思います。三万日とは、365日×84歳(日本人平均寿命)=30660日のこと。平均寿命なので、三万日より多くなったり少なくなったりするのも当然です。

一日が過ぎるのはあっという間🤏
一年365日が過ぎるのもあっという間🤏

お檀家さまと日々お話していると
「この歳になるまで、あっという間。年齢を重ねるようにになってから余計早いわ」
とよくお聞きします👂
本当にその通りですよね。わたしも気分は30代ですが、年齢は46歳。本当にあっという間です😱

あっという間のこの「生」の時間。
仏教界では、迷いの解決がために「人身受け難し」のいのちを今、私は授かっています。
それは、生きている「今」しかできません。

この三万日をどう過ごすか、を一緒に考えて参りましょう🙏