お知らせ

お寺の日々 2025.03.26

「お寺で葬儀」という選択肢

(※アイキャッチの写真は、遺影やお名前を隠しております)

最近は、葬儀会館でお見送りされる方が多くなってきましたが、先日、久遠寺にてお檀家さまのご葬儀をお勤めするご縁がありました。お手伝いくださったのは、いつも丁寧にご対応くださる西田葬儀社さんです。

お寺での葬儀は、住職にとって“ホーム”でのお勤め。会館葬儀に比べ、どこか落ち着いた気持ちで故人をお送りすることができます。

ご本尊さまの御前で、手を合わせながらお見送りできる
時間に追われず、ゆったりと故人と向き合える
ご家族が休憩したり、宿泊できるスペースもある
参道を歩いてのお見送りは、心に残る大切な時間
故人の人柄が伝わる、あたたかな葬儀をつくることができる
ほとけさま、住職や寺族がそばにいることで、安心して過ごせる

ご葬儀の時は、気持ちも慌ただしくなりがちですが、だからこそ、心落ち着けてお見送りできる場があることも大切なのかもしれません。

実際にご葬儀を勤められたお檀家さまからは、
「こんなにゆっくりと送り出せるとは思いませんでした」
「本当に、故人らしい葬儀ができました」
と、あたたかなお声をいただきました。

もしものとき、どこでお勤めされるか——
ぜひ、お寺でのご葬儀という選択肢も心の片隅に置いていただけたらと思います。

ご不明なことやご相談がありましたら、どうぞお気軽にお声がけくださいね。いつでも、お話をお聞かせいただけたら嬉しいです。

南無阿弥陀佛

お寺の日々 2025.03.20

お彼岸お中日

明後日から暖かくなると予報があるものの、冬のような寒さを感じる日となりました。

お正月のお墓参りは、雪のため久遠寺公式LINEにご登録いただいているお檀家様へは中止の旨をお伝えしました。が、やはりお参りしてくださる方もちらほら。雪の日はどうするか事前にお伝えしないと、店頭のおそれもあるので要検討したいです。

今回は寒いといっても雪が舞うほどではなく、またお彼岸1週間の初めてのお休みということもあり、多くのお檀家様がお参りくださいました。いつもお会いするお檀家様、お久しぶりのお檀家様、短い時間ですが少しでも挨拶を交わすことができると嬉しいものです。

きっとご先祖様たちも皆様とお会いしたく、首を長くして待っておられるかもしれませんね。また機会を作ってお参りください。

お寺の日々 2025.03.18

四日市までお彼岸説教へ

今年のお彼岸も、例年ご法縁をいただく四日市のお寺様へ伺いました。
ここのお寺様のお檀家さまたちは、本当に聞き上手でこちらの口がどんどん滑るように本音をだして、楽しくお話することが叶います。

今年は、二河白道について。
アントニオ猪木の「迷わず行けよ、行けばわかるさ」を皮切りにお話させていただきました。

仏教と社会は隔離しているのではなく、すべてがつながっている。つながりが見えてこれば、こんなわたしもほとけさまのご縁の中、ご縁をいただいていたと気づかせていただける。

そんなお話がお伝えしたく。
今回もご縁いただき、ありがとうございました。

南無阿弥陀佛



お寺の日々 2025.03.07

蓮リベンジ

昨年は、カラスに新芽がつつかれほとんど咲くことができなかった蓮たち。

今年は、いろいろな品種を買い揃え、リベンジすることにしました。なんとかカラスの遊びとならないよう対策を試みますが、、、、さてどうなることか。

また経過をお伝えします。

お寺の日々 2025.03.03

3月の伝道掲示板

「おかげさまといえる人生に孤独はない」

「お(ご)」と「さま」をつける日本語って思いのほか多くあります。

・おたがいさま

・おつかれさま

・ごちそうさま

・おせわさま

・ごくろうさま

など他にもまだまだありますが、経緯や感謝の具合をさらに上位互換するために「お(ご)」と「さま」をつけていまよね。

おかげさまもそのひとつ。ただの「かげ」であるのに「お」と「さま」をつけています。

目に見えない、気が付かない、けれどもそういった「おかげさま」によって、「おかげさま」の支えがあって、私が存在してきた事実がこの言葉に含まれています。

けれども、仏教では「独生独死独去独来」が説かれます。

「独り生じ独り死し、独り去り独り来る」

人は、所詮独りの人生です。生まれてくるときも死ぬ時も独りです。たとえ多くの人々に見守られていたとしても、その生死には孤独で立ち向かわなければなりません。誰とも共にすることもなく、誰にも代わってもらうことはできないのが、人生の定説です。

そんな私は、当然のように人とつながりを持たなくては生きてはいけない存在ではありますが、どこかで孤独を感じている、孤独を恐れています。

そんな孤独な人生の姿に気づいた時、つねに(いつでも)、ここに(わたしと)、ともに(一緒に)寄り添っていてくださるほとけさまの大きな慈悲に気付かされ、喜びの人生となるのではないでしょうか。

目に見えるものが全てではない。

おかげさまを感じることで、孤独ではない大切な人生が垣間見えると思います。

南無阿弥陀佛

お寺の日々 2025.03.01

永代供養墓「まどかの丘」リーフレットができました

やさしく、わかりやすいご案内リーフレットができました。

「子どもがいない」
「家族に負担をかけたくない」
「ひとりの将来が少し心配」
現代の供養には、さまざまなお悩みがあります。

そんな声にお応えするかたちで、
久遠寺では平和公園の各家のお墓はもちろん、境内納骨「あかり御堂」、永代供養墓『まどかの丘』をご案内しています。

このたび、「どんなお墓?」「費用は?」など、わかりやすいリーフレットをつくりました。
写真も多く、はじめての方にも安心して見ていただける内容です。

ご自身のこと、ご家族のこと、
「もしものとき」に備えて考えたい方は、どうぞお気軽にお取り寄せください。
ご希望の方には、無料でお送りいたします。

▼資料請求・お問い合わせはこちらから
https://kuonji.net/inquiry/

久遠寺は、いつでもみなさまの思いに寄り添える場所でありたいと願っています。

お寺の日々 2025.02.23

第十八世坊守の十七回忌法要を勤めました。

祖母の法事が勤めることができました。

父母(第十九世住職夫婦)もできる範囲でいろいろな手配や気遣いをしてくれ、滞りなく勤めることができたのが何より感謝です。

今夏に祖父の23回忌も控えていますが、その次の年回忌がきたら段取りを担うのは紛れもなく私と自覚しています。

ご法事への気持ちも年々変化を感じるところで、いかに法事=法の事として捉えれるか、さらには法要=法の要とは何かを私自身法事を通して気づき伝えていかねばならぬ時と再確認しました。

今までの感謝とともに先々の示唆をいただけた祖母の法事に感謝です。

おかげさまですね。

写真は、祖母の帯から作ったと聞いている角掛です。大切な帯を仕立ててまで、寺の荘厳を尊ぶ気持ちを忘れず仕えてくださったのだと、襟を正す気持ちで毎度準備しています。

南無阿弥陀佛

お寺の日々 2025.02.15

春の始まり

久遠寺の境内の花々は、蝋梅から始まります。蝋梅が咲くと、寒かった冬がようやく終わり、春に向けて歩み出したなぁと感じるばかりです。

花言葉は、
慈しみ」
「ゆかしさ」
「先導」
「先見」
らしいです。感じていることは皆一緒ですね。

まだまだ寒い日が続きますが、永遠ではありません。いつかは春がやってきます。その日までしっかりと準備を整えてまいりましょう。